俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
あのたくましい胸、力強い腕に強く抱きしめられたいと思っていた。

そんなモヤモヤをなんとかしたいとキャバクラで働き出した。

いろんな客と身体を重ねても、蓮への想いは募るばかりだった。

蓮は美希と生活を共にする様になっても、毎日、二人の子供に振り回されて、

美希と寝室は別だった。

美希を抱きたい気持ちは日に日に大きくなり、イライラが募っていた。

会社の取引先社長に蓮はキャバクラに誘われた。

いつもは断っていたのに、魔が差したとはこのことを言うのだろう。

蓮は取引先社長とキャバクラへ行ってしまった。

運命の悪戯か、真弓が働いているキャバクラだった。

真弓は我が目を疑った。

客として現れたのは蓮だったからだ。

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