俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
美希は以前三人で買い物していた時のベビーシッターの人だとすぐにわかった。

「主人は仕事ですが……」

「ちょっと入れてくれる?」

美希は仕方なくオートロックを解錠した。

真弓は部屋に入ってきた。

「なんの御用件でしょうか」

「蓮と寝たのよ、私」

美希は衝撃の言葉に驚きの表情を見せた。

「奥さん、全然相手をしてくれないからって言うから、私が相手してあげたの」

美希は黙って聞いていた。

「蓮と私は身体を重ねたのよ、すごくよかった、蓮も満足そうな顔して、ずっと私を抱いてくれたわ」

「やめてください」

美希は真弓の言葉を遮った。

「もう、お帰りください」

美希は真弓の背中を押して、部屋から追い出した。

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