俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
美希は驚きの表情を見せた。

「美蓮、今パパって呼んだの?蓮さんをパパって」

美希は涙が溢れて止まらなかった。

蓮は美希の頬の涙を拭った。

「蓮さん、私泣き虫なんです」

「ごめんな、まだ何も思い出せないんだ」

「大丈夫です、ゆっくり思い出していきましょう、明日、蓮さんの息子を連れてきます」

「息子もいるのか」

「はい、蓮也って言います」

蓮は楽しみだと感じていた。

蓮はしばらく入院を余儀なくされた。

次の日、蓮也が東條と蓮の病室にやってきた。

「パパ、僕、蓮也だよ、わかる?」

「蓮也様、ここは病院ですからお静かにお願いします」

蓮也は蓮のベッドに乗っかり、蓮に抱きついた。

「お前が蓮也か、俺の息子か」

「そうだよ、こっちは東條さんだよ」

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