俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
でも、美希が戻ってきてくれたのに、真弓さんを抱くだろうか。

どうしても信じられない蓮は、はっきりさせたかった。

真弓が働いているキャバクラへ足を運んだ。

「蓮さんから会いにきてくれるなんて、嬉しい」

「違うんだ、今日は確かめたいことがあって……」

「何かしら、ウイスキーでいい?」

真弓はウイスキーを作り始めた。

「ごめん、酒は飲まない」

「やだ、キャバクラにきて、お酒飲まないなんて、私に恥をかかせる気なの」

「わかった、じゃあ、一杯だけ」

蓮の悪いところは、女性に対して断ることが出来ないことだ。

望月にいつも怒られていたが、今は全く記憶がない。

「はい、どうぞ、薄くしておいたから、大丈夫よ」

「すまない」

真弓は倍に濃くしたのだ。

「確かめたいことって何」

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