俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
美希はインターホンに応対した。

「美希ちゃん?蓮、戻ってるか」

「はい、ここにいます、今開けますね」

望月は解錠されたドアを開けて入ってきた。

「奥にいますから」

美希はそう言って出ていこうとした。

「あれ、美希ちゃん出かけるの?」

「はい、ごゆっくり」

奥の部屋から蓮が飛び出してきた。

「美希、行くな」

望月は二人に何かあったと推測した。

そして、ドアの前に立ち塞がった。

「何があったか知らねえけど、話し合え」

「ごめんなさい、私はもう蓮さんについていけません」

「だから、何があったんだ」

「私を裏切って、真弓さんと身体を重ねたんです」

望月の顔色が変わった。

そして次の瞬間、望月は蓮を殴った。

「きゃあ、蓮さん」

美希は蓮の頬に手を添えた。

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