俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
望月は美希を引き寄せ抱きしめた。

「美希ちゃん、大丈夫だよ、落ち着いて」

「私、どうして離れて暮らしましょうなんて言ってしまったのか、蓮さんを連れ戻さないと……」

美希は望月から離れて、ドアに方に歩き出した。

望月は美希の前に立ち塞がって、美希の頬を両手で挟み、唇に触れた。

美希は一瞬何が起きたのか分からなかった。

望月はさらに美希の唇を啄んだ。

「美希ちゃん、美希ちゃん」

美希はやっと自分が望月にキスされていることに気づいた。

「いや」

「美希ちゃん、蓮と別れて、俺と一緒に生きていかないか」

「何を言っているんですか、麗子さんと赤ちゃんはどうするんですか」

「このまま、美希ちゃんを放っておけない、蓮は美希ちゃんを放置したんだよ」

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