俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
美希はつい本音を蓮に言ってしまった。

「あっ、ごめんなさい、変なこと言ってしまって……」

「そんなこと、心配していたのか、それじゃあ、飽きるほど毎晩抱いてやる、
俺がどれほど美希を愛しているか、思い知らせてやるよ」

「もう、蓮さんったら」

美希は頬を真っ赤に染めて俯いた。

蓮は美希のこんな恥じらう姿が愛おしくて、堪らなかった。

美希は自分の魅力に気づいていない。

本人はおばさんになったと言っているが、そんなことは微塵も感じられない。

母親になっても可愛くて、愛おしくて、色気も増して、毎晩抱きたい気持ちを、

抑えるのに必死な蓮の気持ちには気づいていないようだ。

美希は蓮の許可を得てパートに出ることになった。

近くの喫茶店で働くことになった。

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