俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「幼稚園から連絡もらって、東條に美蓮の迎えを頼んで、美希を探し回ってたから
食い損ねた」

蓮は欠食児童のように勢いよく次から次へと口に運んだ。

蓮はむせて咳き込んでしまった。

「蓮さん、慌てないで食べてください」

美希はお茶が入っている水筒を出して、飲むように薦めた。

「蓮さん、お茶を飲んでください」

蓮は慌ててお茶を喉に流し込んだ。

「やべえ、死ぬかと思った」

「嫌だ、蓮さんったら」

美希はニッコリ微笑んだ。

「美希の笑顔は最高だよ、俺はすごく美希を愛してる、彼女なんか作らないよ」

「蓮さん」

「美希、美蓮の迎えを忘れるくらいに、悩んでくれたのか」

「ごめんなさい」

「謝らなければいけないのは、俺の方だ、ちゃんと伝えておけばよかったな」

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