俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
美蓮の送り迎えは、東條の仕事となった。

美蓮を大学へ送ると、東條は会社へ向かう。

「社長、美蓮様を大学へ送り届けました」

「ご苦労だったな」

東條は美蓮の気持ちをわかっていた。

でも、五十歳の自分が十八歳の美蓮の気持ちに答えるなんて、絶対に出来ないと

自分に言い聞かせていた。

でも、美蓮は積極的に東條を誘惑する。

東條は美蓮を大学へ迎えに向かう。

「美蓮様、今日はどちらへお寄りになるのでしょう」

「買い物よ、ショッピングパークへ行って、駐車場に車を停めて、一緒に来て」

「かしこまりました」

美蓮は東條と腕を組み歩き始める。

「美蓮様、自分は後からついていきますので」

そう言って美蓮から離れようとした。

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