俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「東條、私のはじめて奪っといて、今更なかったことには出来ないんだから」

「そんなことは思っていません」

「じゃあ、なにが心配なの?」

「自分はもう五十を過ぎています、美蓮様はこれから色々な人と巡り合って、
恋をして、人生を歩んでいく男性を見つける事でしょう、自分は美蓮様に振られるんじゃないかと心配です」

「東條だって、他の女性に惹かれて、私は振られるかもしれないでしょ」

「そんなことは絶対にありません、自分は生涯をかけて美蓮様に愛を誓います」

「私も東條だけずっと、ずっと愛するよ」

「美蓮様」

美蓮は東條に抱きついて、キスをした。

「美蓮様」

「美蓮って呼んで、あと敬語はなしね」

「美蓮」

「拓哉さん」

「社長に挨拶に行こう」

「はい」

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