俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
パソコンを開き、東條さんが説明を始めた。そこへ社長が来て、「藤城には俺が教える」と二人の間に割って入ってきた。

「承知いたしました、御用があればお呼びください」

そう言って東條さんは秘書室を後にした。

「社長、これから桂木社長と会食になっていますが、そろそろ出発しないと遅れます」

「そうか、美希も一緒に行こう」

そう言って東條さんを呼んだ。

「桂木社長との会食に藤城も連れて行くから、あとよろしく」

「社長お待ちください、藤城さんには会社に残ってやっていただく仕事が山積みです、私が指導いたしますので藤城さんは残ってください」

「藤城の山積みの仕事はお前がやればいいだろう」

「藤城さんは我が社の社員です、仕事は熟していただかないと、他の社員に示しがつきません」

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