俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第五章 彼との結婚
彼はいつも冷静で頼もしい、彼に着いていけば私は幸せになれると確信した。

テレビ中継が入り、会見が始まった、質問は全て彼が答えてくれた。

このテレビ中継を、私の元彼が見ていた。
これから始まる思いもよらぬ出来事を、私は知らずにいた。






私は会社を退職し、そして鏑木蓮と結婚した。
今までと違うことは一緒に出社していたが、私は彼を見送り、家事を熟す、そして夕食の支度をして彼の帰りを待つ生活に変わった。

彼は社長就任後とても忙しい、しかし必ず抱きしめてキスをしてくれる。
でもまだそこまで、私の心配は消えていないのである。

「美希、仕事続けたかった?」

「いきなりどうしたんですか」

「俺は美希と結婚したかったから、すごく幸せだが、美希はどうなのかなって思って」
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