俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
第十章 告白
「そんなに美希ちゃん上か、可愛らしいから三十八には見えんな」

「あ?っ そうだな」

「よく話し合え」

彼のお父様は彼にアドバイスをしてくれたおかげで、この日の夜、彼とお互いの気持ちを確認することが出来た。





病院から戻ると、彼は私に問いかけた。

「俺の言うことに、これから嘘偽りなく答えろ、いいな」

「はい」

「俺を好きか?」

「はい、好きです」

「あいつにまだ惚れてるか」

「あの人とのことは十年前に終わっています」

「あいつを好きか聞いている」

「好きじゃありません」

「なんであいつはよくて、俺は拒否された」

「それは……」

「理由があるなら言ってみろ」

私は大きく深呼吸をして話し始めた。

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