俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「社長は大丈夫ですよ、心配していましたので、軽い貧血と報告しておきました、奥様が無理して倒れると、社長が心配してベッドから起き上がろうとします、私の言うことは全く聞いてくださらないので、奥様はちゃんと休んでください」

「すみません、いつもご迷惑ばかりおかけして」

「いえ、奥様のお役に立てれば嬉しいです」

東條さんは照れているのか、どうしていいか困った表情を見せた。

彼の病室へ戻ると、彼は私の顔を見て安心した表情を見せた。

「美希、大丈夫か、俺が心配かけたからだな」

「いいえ、私が東條さんの言うこと聞かなかったからです、だから蓮さんもちゃんと東條さんの言うこと聞いてください」

「分かった、これからはそうすることにしよう」

「東條さんはご結婚されないのですかね」

< 99 / 316 >

この作品をシェア

pagetop