もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない
とんでもない失敗に、体が硬直してしまう。
ミルキー様が完璧にすすめた生徒集会。
私の失態のせいで、最後の最後に大コケしてしまいました。
どどど……どうしよう。
私は絶望の縦線ビッシリの顔面に手を当て、オロオロオロ。
このままじゃダメだ。何とかしなければ。
ミルキー様の名は、絶対に汚しちゃダメだから。
恥ずかしさをごまかしながら、私はスカートを握りしめる。
そして覚悟を決め、手持ちのマイクをオンにした。
「いいい…以上を持ちまして……生徒総会……違っ!
せっ生徒集会、生徒集会を終わりますっ。
ううっ…後ろのドアから……きょきょっ教室に…もどってくだっ…さいっ……」
カミカミだった。言い間違いもしちゃった。
本当にごめんなさい。