もふかわ生徒会長は、求愛コントロールができない
生徒たちがざわつきだしている。
このままじゃ、ミルキー様が困ってしまいます。
メイドの私が何とかしなければ。
ミルキー様の正体は、絶対に私が隠し通します!
私はステージに向かって走る。
「皆さん、違うんです!」
涙をボロボロ流しながら。
「ミルキー様は人間で、私たちと同じなんです。ホントなんです。信じてくだい!」
全校生徒に聞こえるように。
涙声を必死に張り上げて。
私はステージの前まで来た。
マイクを使って、もう一度みんなに伝えなきゃ。
そう思ったのに……