小さい頃、仲の良かった幼馴染が毎日甘やかして癒してくる
ああ、私、何で久しぶりに会った幼馴染にこんなに甘えてるんだろう。

弱ってるから?

でも、なんか今は岳の優しい言葉が心地よいの。

しばらくして、泣き止んだ私に岳は意味の分からないことを言った。



「俺が毎日、癒しに来てあげようか?」



「へ?」



「だめ?」



「ど、どういうこと?」

「食事とか用意するの大変でしょ?俺が毎日家事を手伝いに来てあげる」

ありがたい申し出だが、岳に何の利益も感じない。
< 7 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop