君にかける魔法
学校にあるパンフレットを数冊読んでみたりしている。
家から通える範囲内でも、何校か大学や専門学校などがある。
たまに求人情報を読んでみたりもした。
アニメグッズ企画、テーマパークのスタッフ、なんだか特殊な求人もあったりする。
選択肢が多すぎる。
たった10何年生きただけで、これからの未来を決めろと言われる。
どんどん迷走していく……
お母さんにも相談はしてみたが、『まだ2年生なんだからゆっくり考えてみて』と言われた。
「んっ……」
時計…2時……
誰かからの着信音がなっている。
「も、し、もし…」
「ソノ」
青葉さんだ。
でもこんな夜遅くに?
最近は会えていなくて、
でもLIN○は続いていて、
電話はしていなかったけれど。
「今何…」
「僕以外に好きな人いるの?」
「えっ。」
急な質問に戸惑ってしまった。
最近、LIN○の端々から少し怖さを感じてしまう。
青葉さんはこんな人だった?
言葉使い、時間を構わず送ってくるLIN○。
私の周囲を自分で固めていくような質問。
「友達?そんなに多いの?彼氏を優先するものじゃないの?」
「ごめんなさい…」
「僕も忙しい。でもソノに会いたくて、合わせようとしてるんだ。」
何かを叩く音。
何かが割れる音。
「や、やめてっ!」
「…ごめん。でも僕をわかって欲しい。」
家から通える範囲内でも、何校か大学や専門学校などがある。
たまに求人情報を読んでみたりもした。
アニメグッズ企画、テーマパークのスタッフ、なんだか特殊な求人もあったりする。
選択肢が多すぎる。
たった10何年生きただけで、これからの未来を決めろと言われる。
どんどん迷走していく……
お母さんにも相談はしてみたが、『まだ2年生なんだからゆっくり考えてみて』と言われた。
「んっ……」
時計…2時……
誰かからの着信音がなっている。
「も、し、もし…」
「ソノ」
青葉さんだ。
でもこんな夜遅くに?
最近は会えていなくて、
でもLIN○は続いていて、
電話はしていなかったけれど。
「今何…」
「僕以外に好きな人いるの?」
「えっ。」
急な質問に戸惑ってしまった。
最近、LIN○の端々から少し怖さを感じてしまう。
青葉さんはこんな人だった?
言葉使い、時間を構わず送ってくるLIN○。
私の周囲を自分で固めていくような質問。
「友達?そんなに多いの?彼氏を優先するものじゃないの?」
「ごめんなさい…」
「僕も忙しい。でもソノに会いたくて、合わせようとしてるんだ。」
何かを叩く音。
何かが割れる音。
「や、やめてっ!」
「…ごめん。でも僕をわかって欲しい。」