君にかける魔法
「モモちゃんって、変わったよね」
「え?」
陸上部に所属している早見 純香(ハヤミ スミカ)にそう言われた。
「確かに!」
「元々話しやすかったけど、明るくなったっていうか」
隣にいた大木夏子(オオキ ナツコ)も相槌を打つ。
「多分、私じゃなくて、ナツキのお陰だよ」
今までは日の当たらない、日陰のような存在だと思っていたけど、ナツキが話しかけてくれたおかげでクルミちゃんとも仲良くなれて、クラスの子とももっと話せるようになって…
「確かに。2人いつも一緒にいるイメージ!」
「この2人が売り子にいるってうちのクラス的に頼もしすぎる!」
「ありがとう、頑張るね!」
早見さんと大木さんに嬉しい言葉を貰い、明日に向けての準備を進めていった。
その頃、
「藤堂、」
「はいっ。」
「その動きはなんだ。」
「すみません。もう一度お願いします!」
「学園祭だって遊びじゃないんだ。このダンスは今年の大会のダンスだ。学園祭用に簡単にしてはいるが、しかも副部長がそれでは困る。」
「すみません。お願いします!」
「コーチ、少し時間下さい。クルミと話をさせてください。」
歯車は少しずつ、少しずつ、
ズレていく
「え?」
陸上部に所属している早見 純香(ハヤミ スミカ)にそう言われた。
「確かに!」
「元々話しやすかったけど、明るくなったっていうか」
隣にいた大木夏子(オオキ ナツコ)も相槌を打つ。
「多分、私じゃなくて、ナツキのお陰だよ」
今までは日の当たらない、日陰のような存在だと思っていたけど、ナツキが話しかけてくれたおかげでクルミちゃんとも仲良くなれて、クラスの子とももっと話せるようになって…
「確かに。2人いつも一緒にいるイメージ!」
「この2人が売り子にいるってうちのクラス的に頼もしすぎる!」
「ありがとう、頑張るね!」
早見さんと大木さんに嬉しい言葉を貰い、明日に向けての準備を進めていった。
その頃、
「藤堂、」
「はいっ。」
「その動きはなんだ。」
「すみません。もう一度お願いします!」
「学園祭だって遊びじゃないんだ。このダンスは今年の大会のダンスだ。学園祭用に簡単にしてはいるが、しかも副部長がそれでは困る。」
「すみません。お願いします!」
「コーチ、少し時間下さい。クルミと話をさせてください。」
歯車は少しずつ、少しずつ、
ズレていく