君にかける魔法
やたらと話が長い始業式も終わり、12時を少しすぎた。
午前で学校終了。
クラスメイトはどんどん帰っていく。
荷物を片付けながら後ろを振り返るとハルカが少しニコッとした。
(行くよ)
の合図だ。
宿題が無くなり少しだけ軽くなったカバンを持ち、ハルカと教室を後にした。
向かったのは学校で1番人目につかない(基本使う人があまりいないからゆったり出来ていいの)旧校舎の空き教室。
「今日もお願いします!」
「任せて!」
カバンをひらく。
古びた机の上にコスメ道具を並べる。
コンセントをさし、アイロンを用意。
「今日もヤマト君と会うの?」
「うーん。どうしよ、モモと夜まで遊んでたい」
「いや、そこはヤマト君に会って」
ハルカには幼少期からの幼なじみで、去年念願叶って付き合った彼氏・ヤマト君がいる。
彼氏がいるのに私とも遊んでくれて、とても良い友達を持ったなと思う。
「せっかく可愛くしてるのに会わないなんて」
「うーん。でもなぁ…」
私にも彼氏とかいればハルカに気を使わせなくて済むのだろうけど。
他人をこうヘアメイクして可愛くしたり、他人を喜ばせたりすることが割とすきな方だと思う。
しかし、自分のこととなるとそうもいかない。
自分のこの顔にメイクしよう、かわいくなりたいって気持ちがあまりないのだ。
午前で学校終了。
クラスメイトはどんどん帰っていく。
荷物を片付けながら後ろを振り返るとハルカが少しニコッとした。
(行くよ)
の合図だ。
宿題が無くなり少しだけ軽くなったカバンを持ち、ハルカと教室を後にした。
向かったのは学校で1番人目につかない(基本使う人があまりいないからゆったり出来ていいの)旧校舎の空き教室。
「今日もお願いします!」
「任せて!」
カバンをひらく。
古びた机の上にコスメ道具を並べる。
コンセントをさし、アイロンを用意。
「今日もヤマト君と会うの?」
「うーん。どうしよ、モモと夜まで遊んでたい」
「いや、そこはヤマト君に会って」
ハルカには幼少期からの幼なじみで、去年念願叶って付き合った彼氏・ヤマト君がいる。
彼氏がいるのに私とも遊んでくれて、とても良い友達を持ったなと思う。
「せっかく可愛くしてるのに会わないなんて」
「うーん。でもなぁ…」
私にも彼氏とかいればハルカに気を使わせなくて済むのだろうけど。
他人をこうヘアメイクして可愛くしたり、他人を喜ばせたりすることが割とすきな方だと思う。
しかし、自分のこととなるとそうもいかない。
自分のこの顔にメイクしよう、かわいくなりたいって気持ちがあまりないのだ。