君の隣でみつける愛
「俺は、杠陸哉」
あかなし りくや彼の名前を口のなかで呼ぶ。
品があり、彼にぴったりな苗字だ。
「私は、佐倉愛花です。よろしくね」
そう言うと彼はとても綺麗に笑った。
「今から、自己紹介していくから、名前言っててー」
あっという間に自己紹介が終わる。
みんな明るく、楽しいクラスだった。
「じゃあ、今日は解散」
生徒がバラバラと教室の外に出ていく。私も席を立つと
「愛花ちゃん、部活とかって決めてるの?」
優美ちゃんが近づいてきた。
「うん、バスケ部に入ろうと思ってるよ」
「えっ、そうなの?凄いね。私は美術部かな」
「中学校のときからこの高校に来たいって思ってて、無事入学できてよかったよ。美術部似合うね」
ふたりでそんな話をしていると
「佐倉もバスケ部なの?」
よこを見ると、杠くんとふたりの男子生徒がいた。
ひとりはとても背が高く、俗に言うイケメンなのが桜堂夏沙くん。
もうひとりは、すごく美男子でそこらにいる女の子より顔が綺麗な寺本綾斗くんだ。
「うん、みんなは部活決めたの?」
「俺らもバスケ部だよ」
「えっ、そうなの?」
でも、みんな身長が高くバスケ上手そうだな。
「もし、よかったら、見学一緒に行く?」
「いいの?」
「もちろん、行こ」
「じゃあ、またね。愛花ちゃん、部活頑張ってね」
「うん、また明日ね」
「ゆう、今日は送れないから気をつけてね」
「分かった、ありがとう」
寺本くんが優美ちゃんを見る。
なんとなくだったけど、このふたりはとても仲が良く。
たぶん誰も、その間に入れないんだろうな。
この二人にあって数時間しか経っていないけれど、分かってしまう。
それほどに、二人の間には他人が触れることの出来ないものがある。
「ほんとうに、あれで付き合ってないとかなんなの?」
私の疑問を杠くんが音にしてくれた。
「なー、付き合ってないって言われたとき、まじでびっくりしたわ」
「えっ、付き合ってないの?」
思わず、桜堂くんの言葉に反応してしまった。
「そうなるよねー、仲良すぎ」
4人で部室棟にむかう。
あかなし りくや彼の名前を口のなかで呼ぶ。
品があり、彼にぴったりな苗字だ。
「私は、佐倉愛花です。よろしくね」
そう言うと彼はとても綺麗に笑った。
「今から、自己紹介していくから、名前言っててー」
あっという間に自己紹介が終わる。
みんな明るく、楽しいクラスだった。
「じゃあ、今日は解散」
生徒がバラバラと教室の外に出ていく。私も席を立つと
「愛花ちゃん、部活とかって決めてるの?」
優美ちゃんが近づいてきた。
「うん、バスケ部に入ろうと思ってるよ」
「えっ、そうなの?凄いね。私は美術部かな」
「中学校のときからこの高校に来たいって思ってて、無事入学できてよかったよ。美術部似合うね」
ふたりでそんな話をしていると
「佐倉もバスケ部なの?」
よこを見ると、杠くんとふたりの男子生徒がいた。
ひとりはとても背が高く、俗に言うイケメンなのが桜堂夏沙くん。
もうひとりは、すごく美男子でそこらにいる女の子より顔が綺麗な寺本綾斗くんだ。
「うん、みんなは部活決めたの?」
「俺らもバスケ部だよ」
「えっ、そうなの?」
でも、みんな身長が高くバスケ上手そうだな。
「もし、よかったら、見学一緒に行く?」
「いいの?」
「もちろん、行こ」
「じゃあ、またね。愛花ちゃん、部活頑張ってね」
「うん、また明日ね」
「ゆう、今日は送れないから気をつけてね」
「分かった、ありがとう」
寺本くんが優美ちゃんを見る。
なんとなくだったけど、このふたりはとても仲が良く。
たぶん誰も、その間に入れないんだろうな。
この二人にあって数時間しか経っていないけれど、分かってしまう。
それほどに、二人の間には他人が触れることの出来ないものがある。
「ほんとうに、あれで付き合ってないとかなんなの?」
私の疑問を杠くんが音にしてくれた。
「なー、付き合ってないって言われたとき、まじでびっくりしたわ」
「えっ、付き合ってないの?」
思わず、桜堂くんの言葉に反応してしまった。
「そうなるよねー、仲良すぎ」
4人で部室棟にむかう。