再会した財閥御曹司は逃げ出しママと秘密のベビーを溺愛で手放さない~運命なんて信じないはずでした~
「それでは、カンパーイ」
予定通り7時に始まった納涼会。
仕事で遅れるスタッフもいて集まったのは20人ほど。
私も勧められるまま慎之介先生の隣に座った。
「沙月ちゃんいっぱい食べてね」
「はい」
今日は遅くなりそうだからと、凛人を実家にお願いしてきた。
後で迎えにはいくけれど、母が見ていてくれるから心配はない。
「失礼いたします。お連れ様がおいでになりました」
わざわざ女将さんが案内して入って来たお客さんを見た瞬間、私は持っていた箸を落としてしまった。
え、嘘。
どうして尊人さんが?
「おお、来たな。こっちだ」
当然のように慎之介先生が上座を勧める。
「すまない遅くなったかな?」
「いや、今始まったところだ」
「そうか、よかった」
何だろうこの展開。
確かに慎之介先生の友人だと聞いたけれど、会社の飲み会にまで来るなんて聞いていない。
私が動揺している間に慎之介先生が尊人さんをみんなに紹介して、今日の飲み会は尊人さんお奢りだと言った瞬間に拍手が起きた。
予定通り7時に始まった納涼会。
仕事で遅れるスタッフもいて集まったのは20人ほど。
私も勧められるまま慎之介先生の隣に座った。
「沙月ちゃんいっぱい食べてね」
「はい」
今日は遅くなりそうだからと、凛人を実家にお願いしてきた。
後で迎えにはいくけれど、母が見ていてくれるから心配はない。
「失礼いたします。お連れ様がおいでになりました」
わざわざ女将さんが案内して入って来たお客さんを見た瞬間、私は持っていた箸を落としてしまった。
え、嘘。
どうして尊人さんが?
「おお、来たな。こっちだ」
当然のように慎之介先生が上座を勧める。
「すまない遅くなったかな?」
「いや、今始まったところだ」
「そうか、よかった」
何だろうこの展開。
確かに慎之介先生の友人だと聞いたけれど、会社の飲み会にまで来るなんて聞いていない。
私が動揺している間に慎之介先生が尊人さんをみんなに紹介して、今日の飲み会は尊人さんお奢りだと言った瞬間に拍手が起きた。