秘密の授かり出産だったのに、パパになった御曹司に溺愛し尽くされています
運命の輪
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その翌日から、秋人は仕事の合間を縫って私に連絡をくれるようになった。
私もだめだとは思いつつ、やはり嬉しい気持ちが勝り、素っ気ないながらも必ず返事をしてしまう。
おはようから始まり、おやすみで終わる。
彼からのメッセージは、私を一日中幸せな気持ちにしてくれた。
愛する人の力は偉大で、仕事や家事の疲れが、吹っ飛んでしまうくらいだ。
あやめの様子を聞かれたときは、私はメッセージに写真を添えて送る。
そのたびに、秋人はとても喜んでくれた。
秋人への気持ちが、抑えられないほど膨らんでゆく。
いつか弾けてしまうのではないかと、不安さえ感じる。
私へ向けてくれる深い愛もだけれど、あやめを可愛がってくれている姿勢が、何よりも嬉しい。
そうこうしていたら、あっという間にやり取りを始めて一週間以上が経っていた。
「あぁ、もう目が回る。クリスマスシーズン早く終わってほしいわぁ……」
「見てる分にはいいんですけどね、大変です」