蜂蜜
「起きて!蓮っ!!遅刻するってばぁ」

「うるさい、わかったから」

だるそうに起き上がる少年。
色素が薄い彼の髪は茶色っぽい。

「ご飯さめちゃうから早くしてよねー」

「あのなぁ…姉貴面しやがって…一応俺が兄なんだぞ」

「蓮がちゃんとしないからでしょー?!」

階段を降りながら大声を出す少女。
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