あの日ふたりは夢を描いた
ちょっと無理がありすぎる嘘だと思ったけれど、きみは純粋な人だからそれほど疑わずに信じてくれたみたいだ。

嘘をついてごめんね。

……だけどいつか、きみなら僕を理解してくれる日が来ると信じてるから。

きみの笑顔を守りたいんだ。

それから、屋上できみが『また書いてみる』と言ったこと、すごくすごく嬉しかったよ。

きみの笑顔が、きみの夢を語る姿が今の僕の救いだから。
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