あの日ふたりは夢を描いた


夏休みも早いもので二週間が過ぎようとしていた。

私はアルバイトと小説を書くことに明け暮れ、想像していたよりも充実した毎日を送っている。

どれもこれも彼と出会ったおかげだ。

バイトがなかったその日は、朝から夕方までクーラーの効いた部屋でパソコンに向かい小説を書き進めていた。

少し疲れたので早めの湯船に浸かり、髪を乾かしたあとベッドに寝転がりスマートフォンをいじっていた。
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