あの日ふたりは夢を描いた
空中に円やハートを描いたり、自らがくるくると回ったりしながらはしゃいだ。
「最高に楽しい時間だな」
「ほんと。花火ってこんなに楽しかったっけ?」
花火が楽しいのか彼といる時間が楽しいのか考えたけど、その両方だと気づく。
ある花火に火をつけると、雪の結晶のような火花があちこちはパチパチと飛び散った。
「あぁきれい」
「この花火いいな」
「うん」
そんなまったりしたムードの後は、噴き出し花火に火をつけた。
「おお!意外と迫力あるな」
「ね、思ってたよりすごい」
噴き出し花火越しに見る彼の笑顔はきらきらしすぎていて、なんとも言えない気持ちになった。
「……なんでかな」
小さい声で呟いた私の声は彼に聞こえたみたいだった。
「ん?」
「ううん、なんでもない」
夏の魔法にかけられたのか、少しセンチメンタルな気持ちになっているようだった。
「最高に楽しい時間だな」
「ほんと。花火ってこんなに楽しかったっけ?」
花火が楽しいのか彼といる時間が楽しいのか考えたけど、その両方だと気づく。
ある花火に火をつけると、雪の結晶のような火花があちこちはパチパチと飛び散った。
「あぁきれい」
「この花火いいな」
「うん」
そんなまったりしたムードの後は、噴き出し花火に火をつけた。
「おお!意外と迫力あるな」
「ね、思ってたよりすごい」
噴き出し花火越しに見る彼の笑顔はきらきらしすぎていて、なんとも言えない気持ちになった。
「……なんでかな」
小さい声で呟いた私の声は彼に聞こえたみたいだった。
「ん?」
「ううん、なんでもない」
夏の魔法にかけられたのか、少しセンチメンタルな気持ちになっているようだった。