あの日ふたりは夢を描いた
「じゃあ席替えが終わったから、次は文化祭の出し物について話し合ってくれ。じゃあ文化祭委員の田代と平井!あとは頼んだ」
担任なのに全然仕切る気がなく、あまりに二人に丸投げなので笑ってしまいそうになる。
田代くんと平井さんが教壇に立ち、田代くんが進行、平井さんが黒板に意見を書き出す形で話し合いが進んだ。
文化祭は十月中頃に行われる。
一ヶ月以上先のことだが、おそらくあっという間にやってくるだろう。
「じゃあ今出してもらった案から多数決で決めたいと思います」
少し小太りの田代くんがやけに大きな声で張り切って仕切っていた。
「リアルRPG、お化け屋敷、ベーグル屋、オリジナル劇のどれかで挙手してください」
「じゃあみなさん机に伏せてください」
みんながその声に素直に従う。
担任なのに全然仕切る気がなく、あまりに二人に丸投げなので笑ってしまいそうになる。
田代くんと平井さんが教壇に立ち、田代くんが進行、平井さんが黒板に意見を書き出す形で話し合いが進んだ。
文化祭は十月中頃に行われる。
一ヶ月以上先のことだが、おそらくあっという間にやってくるだろう。
「じゃあ今出してもらった案から多数決で決めたいと思います」
少し小太りの田代くんがやけに大きな声で張り切って仕切っていた。
「リアルRPG、お化け屋敷、ベーグル屋、オリジナル劇のどれかで挙手してください」
「じゃあみなさん机に伏せてください」
みんながその声に素直に従う。