10歳差の王子様
「あぁーーースッキリした!」
清々しい表情のあさひが背伸びをした。
気付けば夕暮れで、今にも陽が沈みそうだった。
「ありがとね、碧斗」
少し恥ずかしそうにお礼を言う姿に、なんだか優しい気持ちになれた。
もう作り笑顔なんてしてない、それ見ておれも自然と笑っちゃうような。
「帰ろっか」
「うん!」
どちらともなく手を繋いだ。
もうすぐ日が暮れる。
歩いて帰ろう、一緒に帰ろう。
「ねぇあさひ」
「ん、なに?」
「おれの鉄則がも1つあるんだけど」
「鉄則?なにそれ?」
——繋いだ手は絶対離さない!!
「教えなぁーい!」
「なにそれっ」
清々しい表情のあさひが背伸びをした。
気付けば夕暮れで、今にも陽が沈みそうだった。
「ありがとね、碧斗」
少し恥ずかしそうにお礼を言う姿に、なんだか優しい気持ちになれた。
もう作り笑顔なんてしてない、それ見ておれも自然と笑っちゃうような。
「帰ろっか」
「うん!」
どちらともなく手を繋いだ。
もうすぐ日が暮れる。
歩いて帰ろう、一緒に帰ろう。
「ねぇあさひ」
「ん、なに?」
「おれの鉄則がも1つあるんだけど」
「鉄則?なにそれ?」
——繋いだ手は絶対離さない!!
「教えなぁーい!」
「なにそれっ」