10歳差の王子様
でもそんなの買うお金ないからな、渋々却下することになった。結局いつもと変わらない服装でデートへ行くことになった。

てゆーか母さんに言ったら、これでいい!って怒られていつもと変わらない服装になった。

まぁでもいいや!
あさひとのデートには変わりないから!

ホクホク顔で駅前のショッピングモールへ向かった。


「すごい人ーーーーー!ね、すごいね碧斗!」


さすがマイタウン・ヒーロー、このショッピングモールにこんなたくさんの人が集まってるの初めて見た。
正面のステージ前にいくつかベンチが置いてあったけど、すでに半分以上席は埋まっていた。ショーが始まるまでまだ30分もあるって言うのに。


「ほらあさひ、行くよ」


手を差し出す。
あさひとはぐれたら行けないからね。

あさひの手を引いて空いてた後ろの座った。座ったら急にドキドキして来た。

もうすぐあの憧れのマイタウン・ヒーローに会えるんだ…!
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