ありがとう、幸せだよ
それは、うんざりするほど夏の暑い土曜日のことだった。
埋め立て地を活用したというフェスに僕は正志と参戦しにきていた。
別に僕が行きたかったわけじゃない。
正志が泣きそうな顔でねだるもんだから渋々やってきたのだ。
もちろんビール二杯はおごってもらう約束はした。
会場で並んで購入したTシャツは、着たらすぐ汗ばんだ。
「空、すげ〜人だよな」
正志が僕の名前を呼んだ。
「ねえ、もうすぐ30才だからフェスはきついよ」
人をかきわけながら言う僕に、すでに日焼けしてる顔で正志は笑った。
「俺は25才まだなったばっかりだし」
「はいはい、どうせ僕はもうすぐ30才ですよ」
何故かこんな2人でフェスに来たのであった。
埋め立て地を活用したというフェスに僕は正志と参戦しにきていた。
別に僕が行きたかったわけじゃない。
正志が泣きそうな顔でねだるもんだから渋々やってきたのだ。
もちろんビール二杯はおごってもらう約束はした。
会場で並んで購入したTシャツは、着たらすぐ汗ばんだ。
「空、すげ〜人だよな」
正志が僕の名前を呼んだ。
「ねえ、もうすぐ30才だからフェスはきついよ」
人をかきわけながら言う僕に、すでに日焼けしてる顔で正志は笑った。
「俺は25才まだなったばっかりだし」
「はいはい、どうせ僕はもうすぐ30才ですよ」
何故かこんな2人でフェスに来たのであった。
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