雨宮課長に甘えたい 【コンテスト用】
フライパンの中でぐつぐつと煮立っているミートソースに課長が慣れた様子でハーブ類を入れていった。
何のハーブか聞くと課長が教えてくれる。
「バジル、ローズマリー、タイム、オレガノ、それからローリエだよ」
なんか課長の作るミートソースお洒落。
「奈々ちゃん、ローズマリーの量は気をつけてね。入れすぎると薬みたいな味になるから」
「そうなの? 沢山いれれば美味しくなると思っていた」
課長がクスッと笑う。
「沢山入れていいのはバジルかな。バジル多めは俺は好きだよ」
「私もバジル好きで、昔、観葉植物代わりに育てていた事がありました」
「家庭菜園か。いいね。それで今は?」
「聞かないで下さい。人には向き不向きがあるんです」
「枯らしたな」と言って、課長が楽し気に笑い、頬にチュッとキスしてくれた。不意のキスが嬉しい。
「さあ、お姫様、あとは20分煮込んで完成。完成までの時間はくっついていようか」
隣に立つ私を課長が抱きしめてくれる。
「……はい」
ミートソースが出来るまでの20分、課長はずっと抱きしめていてくれた。そのせいで少しパスタを茹でる時間が遅くなったけど、課長に沢山甘やかされて幸せ。
何のハーブか聞くと課長が教えてくれる。
「バジル、ローズマリー、タイム、オレガノ、それからローリエだよ」
なんか課長の作るミートソースお洒落。
「奈々ちゃん、ローズマリーの量は気をつけてね。入れすぎると薬みたいな味になるから」
「そうなの? 沢山いれれば美味しくなると思っていた」
課長がクスッと笑う。
「沢山入れていいのはバジルかな。バジル多めは俺は好きだよ」
「私もバジル好きで、昔、観葉植物代わりに育てていた事がありました」
「家庭菜園か。いいね。それで今は?」
「聞かないで下さい。人には向き不向きがあるんです」
「枯らしたな」と言って、課長が楽し気に笑い、頬にチュッとキスしてくれた。不意のキスが嬉しい。
「さあ、お姫様、あとは20分煮込んで完成。完成までの時間はくっついていようか」
隣に立つ私を課長が抱きしめてくれる。
「……はい」
ミートソースが出来るまでの20分、課長はずっと抱きしめていてくれた。そのせいで少しパスタを茹でる時間が遅くなったけど、課長に沢山甘やかされて幸せ。