雨宮課長に甘えたい  【コンテスト用】
「奈々ちゃん、顔が赤いけど、のぼせた?」
 赤くなっているのは、エッチな事を考えていたせいだ。

「えーと、みたいですね」
 誤魔化すように笑うと、拓海さんがニッと微笑んだ。

「じゃあ、ここに座って休憩」
 拓海さんがポンポンと叩いたのはバスタブの縁。
 そこに座ったら、裸が丸見えに……。

「えーっと、そこは」
 戸惑っていると、拓海さんがいきなり私を抱き上げて、バスタブの縁に座らせた。

「きゃ!」
 慌てて両腕で胸を隠そうとしたら、拓海さんがいきなり私の胸にキスをする。
 大事な物に触れるような優しい口づけに胸がキュンとした。

「奈々ちゃんに触れていい?」
 唇を離すと拓海さんがこっちを見上げる。
 上目遣いの表情が可愛くて、つい頷いてしまう。
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