雨宮課長に甘えたい 【コンテスト用】
「中島さん、これって」
私の出した企画書に風見係長が困ったような息をつく。
「風見係長、お願いします。どうしてもこの企画を今度の創立記念パーティーでやりたいんです」
風見係長が頭をかく。
「うーん、雨宮課長に内緒っていうのがな。雨宮課長が司会進行をする訳だし、企画の全部を把握しとかないといけないだろ。それに宣伝部にも話を通さないとだし」
「宣伝部にはもう話はつけてあります。大丈夫です」
「中島ちゃん、何の悪だくみ?」
横で話を聞いていた栗原さんが興味深そうな顔をする。
「何ですか? 風見係長が渋るなんて面白そう」
まりえちゃんも乗って来た。
「僕たちまたどこかに飛ばされませんよね?」
無口な後藤さんまで入って来た。
企画書をみんなに見せると、「やりましょう」と風見係長以外が賛成をした。という訳で、創立記念パーティーまで残り十日。私のびっくり企画に向けて庶務係が動き出した。
私の出した企画書に風見係長が困ったような息をつく。
「風見係長、お願いします。どうしてもこの企画を今度の創立記念パーティーでやりたいんです」
風見係長が頭をかく。
「うーん、雨宮課長に内緒っていうのがな。雨宮課長が司会進行をする訳だし、企画の全部を把握しとかないといけないだろ。それに宣伝部にも話を通さないとだし」
「宣伝部にはもう話はつけてあります。大丈夫です」
「中島ちゃん、何の悪だくみ?」
横で話を聞いていた栗原さんが興味深そうな顔をする。
「何ですか? 風見係長が渋るなんて面白そう」
まりえちゃんも乗って来た。
「僕たちまたどこかに飛ばされませんよね?」
無口な後藤さんまで入って来た。
企画書をみんなに見せると、「やりましょう」と風見係長以外が賛成をした。という訳で、創立記念パーティーまで残り十日。私のびっくり企画に向けて庶務係が動き出した。