トランス・ブルー・ラブ リアランとチェイサー
チェイサーは、ブラントンの顔を見て、くくっと笑った。
「笑いごとじゃないぞ。
この仕事は、俺の将来がかかっているからな」
ブラントンは、眉をしかめ、断言した。
「お前の小鳥と、ワンコの協力が不可欠と判断した。
お前の賞金稼ぎの腕は、折り紙つきだからな。
懸賞金のかかっている悪党どもは、恐れをなしている」
「俺の場合は、空と地上と二方向から詰めていくからな」
チェイサーは<当たり前だ>と言うように、グラスの縁を指で叩いた。
「ブラントン様、ご挨拶してよろしいかしら?」
その声の主が、衝立の隙間から顔を覗かせた。
美人だが、化粧が濃いので、年齢が不明だ。
しかもオンナにしては、
大柄で貫禄のあるオーラを放つ。
「今日は、騎士団長のブラントン様が、お見えになってうれしいわ」
黄金の髪は、高く結い上げられ、
高級レースで、これでもかというように、飾られたドレスに身を包んでいる。
ブラントンは、その美人に開いている椅子をすすめた。
「紹介しよう。
この酒場のオーナーのマダム・ルルだ。
こいつは俺の悪友のチェイサーだ。
しばらくは、ここに滞在する予定だがね」
「笑いごとじゃないぞ。
この仕事は、俺の将来がかかっているからな」
ブラントンは、眉をしかめ、断言した。
「お前の小鳥と、ワンコの協力が不可欠と判断した。
お前の賞金稼ぎの腕は、折り紙つきだからな。
懸賞金のかかっている悪党どもは、恐れをなしている」
「俺の場合は、空と地上と二方向から詰めていくからな」
チェイサーは<当たり前だ>と言うように、グラスの縁を指で叩いた。
「ブラントン様、ご挨拶してよろしいかしら?」
その声の主が、衝立の隙間から顔を覗かせた。
美人だが、化粧が濃いので、年齢が不明だ。
しかもオンナにしては、
大柄で貫禄のあるオーラを放つ。
「今日は、騎士団長のブラントン様が、お見えになってうれしいわ」
黄金の髪は、高く結い上げられ、
高級レースで、これでもかというように、飾られたドレスに身を包んでいる。
ブラントンは、その美人に開いている椅子をすすめた。
「紹介しよう。
この酒場のオーナーのマダム・ルルだ。
こいつは俺の悪友のチェイサーだ。
しばらくは、ここに滞在する予定だがね」