トランス・ブルー・ラブ リアランとチェイサー
王位第一継承者の覚悟
長期戦になるかもしれない。
陽が陰りはじめて、あたりはうす暗闇に包まれた。
チェイサーが、空を見上げた時だった。
キィー・・
裏木戸が静かに開いた。
灰色のフードを、すっぽりかぶった修道女が一人、
大きな紙の包みを抱えて出て来た。
ダリルが走って行き、尻尾を振って、その修道女の前で<お座り>をした。
間違いない。
「リアラン様・・ですね」
チェイサーが、静かに尋ねた。
その修道女の手から紙の袋が落ち、バサバサと小さな薬の包みが、足元に散らばった。
「なんで・・ここに・・」
リアランはフードをのけて、唇をかんだ。
陽が陰りはじめて、あたりはうす暗闇に包まれた。
チェイサーが、空を見上げた時だった。
キィー・・
裏木戸が静かに開いた。
灰色のフードを、すっぽりかぶった修道女が一人、
大きな紙の包みを抱えて出て来た。
ダリルが走って行き、尻尾を振って、その修道女の前で<お座り>をした。
間違いない。
「リアラン様・・ですね」
チェイサーが、静かに尋ねた。
その修道女の手から紙の袋が落ち、バサバサと小さな薬の包みが、足元に散らばった。
「なんで・・ここに・・」
リアランはフードをのけて、唇をかんだ。