君の全部になりたい【完】
「ふふっ本当面白いね新堂くん。」
「っ、まずは曲決めるか!」
思わず笑みをこぼすと、新堂くんは頬を赤く染めて、私から目線を逸らした。
どうかしたのかな?
先生が参考として色々と資料や、音楽を流してくれる。
「んー、定番の春の声にする?」
新堂くんの提案。
「いいね!」
ピアノで何度か弾いたことがある。
1番有名で、ステップも簡単でやりやすいらしい。
今日は曲を決めて、振り付けはダンスの先生が考えてくれるらしい。
今日はそのダンスの先生が来て、基本のステップだけをみんなでして終わった。
明日から、いよいよちゃんとした練習が毎日始まる。