今はまだ、折れた翼でも
しばらく歩いていると、目的地が見えてきた。
古びていて、築四十年以上はあるだろうと思われる外観の三階建てアパート。
錆びて今にも壊れそうな鉄製の外階段を上がる。
この辺は静かで、人もあまりいない。だからか、朝なのに幽霊でもでそうな雰囲気だ。
三階の階段から一番遠い奥の部屋。ここまで伸びてきているツタを気にすることもなく踏みながら、やっとドアの前まで来た。
試しにドアノブを回してみるとガチャリと音を立てながら回る。
ゆっくり開いて、俺は中に入った。
部屋の中は特に荒らされた形跡もなく、金目のものが取られた感じでもない。一昨日、俺は開けっ放しで出て行ったのか。
散乱した部屋の中を進み、一番奥の部屋の扉を開ける。
人気はなく、そこには湿った空気が流れていた。
古びていて、築四十年以上はあるだろうと思われる外観の三階建てアパート。
錆びて今にも壊れそうな鉄製の外階段を上がる。
この辺は静かで、人もあまりいない。だからか、朝なのに幽霊でもでそうな雰囲気だ。
三階の階段から一番遠い奥の部屋。ここまで伸びてきているツタを気にすることもなく踏みながら、やっとドアの前まで来た。
試しにドアノブを回してみるとガチャリと音を立てながら回る。
ゆっくり開いて、俺は中に入った。
部屋の中は特に荒らされた形跡もなく、金目のものが取られた感じでもない。一昨日、俺は開けっ放しで出て行ったのか。
散乱した部屋の中を進み、一番奥の部屋の扉を開ける。
人気はなく、そこには湿った空気が流れていた。