小さなお嬢様~その後の永田家編~
「君たちは確か・・・永田優さんと永田セツ君か」


「はい、そうです。始めまして、これからよろしくお願いします」

「こちらこそ」



お嬢様も軽く頭を下げた。



「aino様とは何処で?」


「あぁ、ainoとは、イギリスで出会いました。俺は、ちょうどイギリスに留学していまして、その時にainoと出合ったんです」


「そうなんですか」


「俺は、ainoに一目ぼれをしまして・・・」


私は胸が痛んだ。
私もaino様に一目ぼれをした。


でも・・・aino様を・・・捨てた・・・。


「セツ君?どうした?」

「あ、すみません、何でもありません!」


「そっか」と言って悠斗様はお茶を飲まれた。

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