【電子書籍化】聖女の力を失った私は用無しですか?~呪われた公爵様に嫁ぎましたが、彼は私を溺愛しているそうです~
 彼女の戸惑いがわかったのか、「ごめんなさい」と呟きながら目を閉じた。

 そして、クリスティーナは覚悟を決めた表情で顔をあげて言う。

「あなたには言わなければならないわね。レオンハルトの過去を、それから……彼の秘密を……」

 そう言いながら、クリスティーナは語り始めた──
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