【電子書籍化】聖女の力を失った私は用無しですか?~呪われた公爵様に嫁ぎましたが、彼は私を溺愛しているそうです~
(きっとこれは王家にとって大切なこと、私が、私が嫁ぐことで国の為になるなら……)

 昔から責任感の強かった彼女は、自分自身の想いよりも国のことを優先してしまう。
 この恋とついに別れを告げるときが来たのだと、彼女は理解して国王に了承の返事をした。

(終わりにしましょう。この長い恋心を……)

 彼女はリュディーへの恋心を断ち切ることにした──
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