【電子書籍化】聖女の力を失った私は用無しですか?~呪われた公爵様に嫁ぎましたが、彼は私を溺愛しているそうです~
 ベッドに寝る彼女は自分の手を握る彼を見ながら、もう聖女の力を失ってしまった自分に何の価値があって、彼は自分に何を求めるのだろうか、とふと思いを馳せた。


 コルネリアはこの時、自分が力を失くしてしまった理由をまだ知らない──
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