【電子書籍化】聖女の力を失った私は用無しですか?~呪われた公爵様に嫁ぎましたが、彼は私を溺愛しているそうです~
「だいぶ食べられるようになったと聞いてね、今日は仕事も昼からだったから一緒に食べたかったんだ」
「かしこまりました」
そして二人は食事を食べ始めた…………のだが、コルネリアはスープを飲んだ後、そのまま手が止まってしまった。
どこか身体が痛むのだろうか、と心配するレオンハルトだったが、彼女が手を止めた理由はそこではなかった。
「どうかしたかい? 僕と食べるのが嫌だっただろうか」
「いえ、そうではないのです。その、何といいますか、食べ方がわからないものがありまして」
スプーンやフォークが使えないというわけではない。
「かしこまりました」
そして二人は食事を食べ始めた…………のだが、コルネリアはスープを飲んだ後、そのまま手が止まってしまった。
どこか身体が痛むのだろうか、と心配するレオンハルトだったが、彼女が手を止めた理由はそこではなかった。
「どうかしたかい? 僕と食べるのが嫌だっただろうか」
「いえ、そうではないのです。その、何といいますか、食べ方がわからないものがありまして」
スプーンやフォークが使えないというわけではない。