偽る恋のはじめかた







ピピ、ピピピピ
スマホのアラーム音が部屋に響きわたる。耳に響く、その音に反応して飛び起きた。



「・・・・・えっ?!!!朝?!!!」



部屋の時計を見てはっきりと目が覚めた。
昨日の夜から見始めたドラマ"私だけの俺様上司"に見事ハマってしまい、続きが気になって仕方がなく、ビールを飲みながら夜中まで見ていた。





———ここまでは記憶がある。



カーテンの隙間からは朝日が差し込み、朝が来たことを教えてくれる。どうやら、そのまま寝落ちしてしまったみたいだ。



「曜日でアラーム設定しててよかった・・・・・・」



寝落ちしたにも関わらず、曜日でアラーム設定してたおかげで、いつもと同じ時刻に起きられた。日頃からアラームをかけている自分に感謝した。
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