アルコール
喉が焦げ 心が妬け ふらつきながらチャイムを押す 扉の向こうに腹の鳴る様な暖かい香り ドアが開く寸前で あたしは隠れた 不思議そうに見渡す女性 どうしたの?と優しく声を掛ける彼 幻覚をぼやけて遠目で手を振ってみた いい匂い 幸せに あたしは今宵もアルコール男爵と踊ります