夕陽を映すあなたの瞳
第十二章 心、倒れる
「うわー、今日も暑いな」
6月も2週目に入り、ジメジメとした気温の高い日が続いていた。
心はショープールのステージをブラシでこすりながら、額の汗を拭う。
(いよいよ今年も、こんがり日焼けする夏に突入だなー。そろそろスポーツドリンク持ち歩かないと)
この掃除が終わったら休憩室の自動販売機で買おうと思いながら、心はバケツを手にプールの水を汲む。
「よいしょっと」
重いバケツを両手で持ち、勢い良く立ち上がった時だった。
(あれ?なんか、目の前が白い…)
心の意識はそのまま遠ざかって行った。
6月も2週目に入り、ジメジメとした気温の高い日が続いていた。
心はショープールのステージをブラシでこすりながら、額の汗を拭う。
(いよいよ今年も、こんがり日焼けする夏に突入だなー。そろそろスポーツドリンク持ち歩かないと)
この掃除が終わったら休憩室の自動販売機で買おうと思いながら、心はバケツを手にプールの水を汲む。
「よいしょっと」
重いバケツを両手で持ち、勢い良く立ち上がった時だった。
(あれ?なんか、目の前が白い…)
心の意識はそのまま遠ざかって行った。