夕陽を映すあなたの瞳
 「沙良さん、今日は本当にありがとうございました!」
 「ううん。私こそ、心ちゃんとたくさんお話出来てとっても楽しかった。今度また、美味しいレストランにでもつき合ってくれない?」
 「ええ、ぜひ!いつでも誘ってください」
 「うん!絶対誘っちゃうからね!」

 心は笑顔で頷き、沙良の車を手を振って見送った。

 昼食だけでなく、夕食までごちそうになり、さすがにもう、おいとましますと言うと、心配だからと心のマンションまで車で送ってくれたのだ。

 (あー、楽しかった!桑田さんのアレコレも聞けたし。ぐふふ。でも沙良さん、本当にいい人!お似合いだなー、あの二人)

 心はニヤニヤしながら、マンションに入った。
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