15歳差の愛してる.
「うわあ~…」

うわあ~としか
声が出ないよ

真っ白な大きいお家。
綺麗に手入れされた
ガーデンは
おとぎ話しの世界みたい


「中入ろ?」

店長は玄関まで
引き連れてくれた



―――ガチャ

「ただいまー、」

「……おじゃまします」


うわ~…
綺麗だなあ…

教室位ありそうな広い
リビング。


家族写真が沢山飾られていた


「…店長…もしかして…お坊ちゃま?」

「ハハハハハハ!やめろよ~!そんなんやないから!適当に座っといて?」

「…はい」

適当に…かあ
綺麗で長い黒のソファーの隅に
ちょこんと座った

店長の方を見ると
キッチンでハヤシライスを
温めてるみたいだった、



あー…もう…超カッコイイな


「ん?どした?」

私の視線に気付いて店長が
首を傾げた

「店長超カッコイイ!」

「え?何だよソレ~」

「本当だもんっ!」

「……ありがとう、」

店長…ちょっと顔赤い?

店長照れてる!
可愛いな…


今まで見てきた
沢山の店長の顔。

もっといっぱいいっぱい
知っていきたい。

―――コトン

「はい、お待たせ~」

「わっ!おいしそ~!」


熱々のハヤシライスと
海老とイカが入ってるサラダ。


サラダは大きいお皿に
たっぷり入ってて
自分で小皿に
盛る様になっていた。
店長私ね
ソレ凄く嬉しかったんだよ


同じ物を
分け合って食べるって
こんなに嬉しいなんて
初めて知ったよ


「「いただきま~す!」」

修学旅行みたいな
テンションの2人



「美味し~!」

「当たり前やん!
俺が作ったんだから!」

「うん、そっか!」
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