15歳差の愛してる.
「手袋…廉にあげとくで?」
「絶対あげて下さいね!」
「うん、絶対喜ぶわ!
廉青大好きやねん!」
「本当ですかっ!?
良かった~!」
廉君の好きな色は青。
忘れない様にしなくちゃね!
駐車場から差し込む光が
だんだんと弱くなって来た
あ……
もう7時になるんだ…。
「そろそろ帰る時間ですね」
サヨナラを言い出したのは私。
店長は後部座席から
運転席に移動して来た
ハンドルを握りしめた
両手の上に
頭を乗せうつむく店長
「……店長?」
頭を上げた店長の顔は
あまりに寂しそうで
私まで泣きそうになった
……そんな顔しないで…
―――離れたくない
店長の心の声、
私の心に届いたよ
でもソレは
店長の声に聞こえて
私の心の声でもあるんだ
「そやな……行こか」
「…はい」
あんなに楽しかったのに
無言の帰り道
「ココまでで大丈夫です、」
「家まで送るで?」
「う~ん…、
けど近所まで行ったら…知り合いとか…色々と大変だし。」
「…そやな……分かった、
さくらちゃん?」
「はい?」
「こっちむいて?」
ソコで初めて私が
うつむいてる事に気付いた
顔を上げると
店長は愛を確かめる様に
私にキスをした
何度も角度を変えて
深い深いキスをした
…好き?
…好き。
声の聞こえない質問と答えが
キャッチボールの様に行き交う
こんなに…好きなのに
不安で仕方がない
店長も同じなんでしょう?
不安で一杯の車内には
私達の激しい呼吸の音が響く
2人の唇が離れる
でも
心も離れて行く訳じゃない
「…また…すぐ会おな」
「はい」
「じゃあね」
「…サヨナラ」
「絶対あげて下さいね!」
「うん、絶対喜ぶわ!
廉青大好きやねん!」
「本当ですかっ!?
良かった~!」
廉君の好きな色は青。
忘れない様にしなくちゃね!
駐車場から差し込む光が
だんだんと弱くなって来た
あ……
もう7時になるんだ…。
「そろそろ帰る時間ですね」
サヨナラを言い出したのは私。
店長は後部座席から
運転席に移動して来た
ハンドルを握りしめた
両手の上に
頭を乗せうつむく店長
「……店長?」
頭を上げた店長の顔は
あまりに寂しそうで
私まで泣きそうになった
……そんな顔しないで…
―――離れたくない
店長の心の声、
私の心に届いたよ
でもソレは
店長の声に聞こえて
私の心の声でもあるんだ
「そやな……行こか」
「…はい」
あんなに楽しかったのに
無言の帰り道
「ココまでで大丈夫です、」
「家まで送るで?」
「う~ん…、
けど近所まで行ったら…知り合いとか…色々と大変だし。」
「…そやな……分かった、
さくらちゃん?」
「はい?」
「こっちむいて?」
ソコで初めて私が
うつむいてる事に気付いた
顔を上げると
店長は愛を確かめる様に
私にキスをした
何度も角度を変えて
深い深いキスをした
…好き?
…好き。
声の聞こえない質問と答えが
キャッチボールの様に行き交う
こんなに…好きなのに
不安で仕方がない
店長も同じなんでしょう?
不安で一杯の車内には
私達の激しい呼吸の音が響く
2人の唇が離れる
でも
心も離れて行く訳じゃない
「…また…すぐ会おな」
「はい」
「じゃあね」
「…サヨナラ」