15歳差の愛してる.
大丈夫。
寂しくないよ
でも…どうして?
1人の帰り道は
まだ一緒に居たいって
素直な気持ちが
どんどん大きくなる
さっきまで乗っていた
車の方を振り向くと
店長はまたうつむいていた
一瞬上げた様に見えた顔は
切なくて
寂しそうな目をしてた、
嫉妬とか。
束縛なんかじゃない。
ただ純粋に一緒に居たい
もう振り向くのはやめよう
前だけ見て、お家に帰ろう
家族が待ってるお家に帰ろう
―――カチャッ
「ただいま」
暖かい光がさすリビング、
みそ汁の良いにおいが漂う、
キッチンに立ってるお母さんが
私の声に反応して振り向く
「お帰り!」
「お母さん…ただいま」
「どうしたのー?
そんな顔して~」
「お母さ~ん!!」
子供みたいに
お母さんに抱き着く私。
何も言わずに
よしよし…って言いながら
背中を摩ってくれた
泣かないよ、
幸せなんだから
泣かないよ
幸せ過ぎてちょっとわがままになり過ぎてるんだよね
――――よしっっっ!!
大丈夫だっ!
笑顔になった私を見て
お母さんは安心したのか
また夕飯作りを再開した
ゴメンねお母さん
訳言えなくて
ゴメンね
何も聞かないでくれるのは
私の気持ち分かってくれてるからなのかな?
ありがとねお母さん